風見鶏はどこを向く?

Twitterより深い思慮と浅い現実味を目指します fhána/政治/放送

やっぱり、それでも、配信は生音には勝てない?

配信ライブなるもの 生で感じるライブの魅力 「生音に勝つ」必要はあるのか? 人間は「アウラ」を感じなければならないのかもしれない 配信ライブなるもの 新型コロナウイルスの大流行によってライブ文化に大きな逆風が吹く中、「新しい生活様式」なるものと…

20190228

「野球が特別扱いとか言ってるけどそれこそ訳がわからん(気持ちはわかるけど開催する方を叩くのは違う……)」「なんなら学校の休校・部活の休止だって過大な対応で、一切するべきものではない」という個人的な意見についてつらつらと。 ただ、あくまで個人的…

高校バスケを見ました

そういえば、最近高校バスケを見ました。男子の準々決勝の北陸-明成戦と、準決勝の福岡第一-東山・福岡大大濠-北陸、決勝の福岡第一-福岡大大濠だけだったのでほんの上澄みみたいなもんですけどね。今まで高校スポーツで見たのは高校野球がメインで、あとは…

ドラえもん、サンドボックス説

未来の時代からタケコプターやらもしもボックスやら持ってきてのび太に使わせるロボット狸とは、つまりドラえもんのことである。なんかよく分からないものを四次元ポケットから取り出すわけだが、そもそも出てきてる道具はちゃんと試験されてるものばかりな…

where you are

fhánaのライブを見に行った。 12月22日、舞浜アンフィシアター、「where you are tour 2019 <divine>」。初めてホールでfhánaの音楽を聴いた。正直、そこに着くまで心配なことはいくつもあったし、自分がこの曲に自分なりの意味を見出すことが出来るのかとすら思って</divine>…

noteを再開/リニューアルしました

タイトルのとおりです。これからはnoteを中心に、ごく個人的なことをこっちに書くかもしれないし、こっちは使わなくなるかもしれませんが。 note.mu note.mu メディア論を中心に書きます。よろしくお願いします。

1/10も野球を知らない人がダイス野球的なゲームを考えてみる

地鶏さんは最近、UD新ゴを導入したらしい。 ◆◆◆ 私は阪神タイガースのファンである。何がそうさせたかはわからないが、多分にアンチ巨人である父の影響を受けていることは間違いない。私が生まれてまもなく20年というところ、わずか2回の優勝にとどまる阪神…

インターネットとラジオから見る広告市場の変動

※この記事は、電通が発表したニュースリリース「2018年 日本の広告費」から画像・データを引用しています(http://www.dentsu.co.jp/news/release/2019/0228-009767.html)。 広告費の変動を見る radikoだけに頼っていてはいけない 有料コンテンツ業態を「味…

センバツ四強出揃う

4月になりました。当ブログはブログデザインを一新しました(スマホは見ていないので対応してるかどうか分かりません)。これからもご愛読よろしくお願いします。 今回は、春の選抜高校野球についての記事です。目次はこちら。 試合の振り返り 第一試合:習…

近況報告祭り2019春

自分のツイートを元に最近の近況報告。高校野球のサイン盗みの件についての見解や、Twitterを軸とした「語りの氾濫」を考えてみた。

旅をする前に考えたこと

僕は、長期の休み中に少なくとも一度は旅に行く人間である。旅と言っても日帰りがほとんどの「小旅行」。大概の場合、僕の両手はカメラを持っていて、食べ歩くか風景を撮るかの二択になっている。 今年は尾道を旅行先に選んだ。文章が恥ずかしすぎるので記事…

ここが変だよコンビニは ~店員が感じるいくつかのこと

気が向いたら即筆を執れと誰かも言っていた気がするので、コンビニバイトと現在のコンビニ業界にまつわる僕が少しだけ知っていることについてちょっと書こうと思います。 とある小さな、ともすればほとんどの方々がご存じないような、普通の住宅地に立地する…

最近聴いてるのを挙げておきます

ここ数ヶ月長い文章を試験以外で書いてこなかったので腕がなまってますね。フォロワーさんに最近聴いてる音楽を尋ねられたのをいいことに、いろいろ書きます。 ◆井上陽水「最後のニュース」 www.youtube.com 元から知ってはいたんですが、なんとなくこの曲が…

人間の弱さ

人間は弱い。突然なんちゅう事を書いているんだ君はということだが、いや人間が弱いことを認めざるを得ないだろう。テレビを付ければいつだってわかる。いままで素面で真面目そうな人間が影で何をしてるかわからない時代、あるいは普遍的な風景。人間は外面…

高校野球の「選ばれ方」(1) ~選抜と夏の違い、そして郷土愛

僕の誕生日に春の選抜が始まるの、ほんと神って感じだ。などと頭の悪いことを考えているのだが、僕は高校野球ファン歴が浅いので楽しみ方は素人以上でも以下でもない。ただ、春夏の違いみたいなことに気が付いたのでつらつらと書いていこうと思う。 春の選抜…

【没ネタ供養】イオンとイトーヨーカ堂 中四国の仁義なき戦い2018

今年使いたかったネタだったんですが、ちょっと公開する暇がないまま年を越しそうなので、ここで公開しちゃいます。どこかで動画にするかもしれませんが、とりあえずここで供養。この記事では「イオンとイトーヨーカ堂」についてお話しします。 「イオンとイ…

今年の推し曲ベスト30 [2018] ~ベスト10じゃ入らない~

皆さんこんにちは。地獄の底から這い上がってきた気分ですが大晦日までバイト5連勤の地鶏です。今日は少し趣向を変えまして、今年聞いた曲の中から私がこれだ!と思ったものを書き連ねていくという、読み手にすれば誰得なんだと言いたくなるプログラムでお送…

人間関係にホルマリン漬けにされる感覚

全休だった金曜日にまで予定に埋め尽くされ、僕はただでさえ余白のない生活ペースを維持しなければならなくなった。 生活の中で様々な人に会う。授業やサークルで、様々な友、ないしは先輩と会う。皆それぞれの良さがあり、それなりの知見を持っていて、話し…

持続可能なメディア構造とは?

昨日の夜からの大雨と、今朝のオウム真理教関連の死刑執行のニュースと、それらに付随する特番編成でどうにも寝不足です。 ------------------ メディアの具体的な分析は他の人に任せて、メディアの全体構造を俯瞰してみるというのがこのブログの大まかな方…

事件報道の経過を辿る ~新幹線襲撃事件から

先日、このツイートを見た。事件報道を巡る現状に対して受ける印象は様々だが、このサイドからの意見は初めて見たような気がしたのだ。 先日の新幹線殺傷事件もそうなんですが、殺人事件のニュースを見ていて被害の大きさ、殺害方法や使用した物も気になるん…

非日常と日常の狭間から、ごきげんよう

www.youtube.com ここのところ、非日常と日常の境目にあるふわふわとした雰囲気に自分の身が置かれているような気がしている。そもそも、「非日常」と「日常」は確かにぱっきりと分かれている空間があるのだけれど、その間にグラデーションが存在していて、…

電子関所の妙

鉄道系ICカードを使った改札の仕組みを見て、「これって"電子関所"じゃん」と、それも電撃が走ったように、感じたのである。関所は渡るための札を必要とするが、ICカードってまさにその札なのだ。つまり、今までは(もしくは、今も)関所を通る度に関所手形…

生徒会長

大学で校友の輪が広がりだした。授業ごとに友人が見つかるのは、友人たちの集団というものができやすい中学や高校よりも直接人となりに踏み込めるので、個人的にはとてもありがたかった。 反面、大学生活にもいいことばかりがあるわけではないのはご周知の通…

世界地図はまだ完成さえしていない ~fhána「World Atlas」

fhánaの「World Atlas」を聴いて思ったことをつらつらと。 このアルバムがある一つの道筋を見つけたかのように思われ、またタイトルを付けるところにも至ったのはちょうどトラック2の「青空のラプソディ」の頃である。この曲はキャリア最大のヒット曲である…

女性記者とテレ朝の対応は間違っていたのか

財務省の福田淳一事務次官はセクハラ問題を否定したものの、政治を混乱させたということで事実上更迭された。このセクハラ被害に遭ったのはテレビ朝日の記者であったということが、18日のテレビ朝日「報道ステーション」・19日未明の会見で明らかになった。 …

人間を知るためのモラトリアム ~伊坂幸太郎『砂漠』

今週から大学生活が始まった。片道2時間強の電車通学の間にスマホを弄っていると充電が切れるし、かといって乗り換えの多さと複雑さから迂闊に寝ることも不可能だ。そこで、体力と集中力を使って読書に勤しむことにした。2時間×2=4時間もあるので、その中で…

風見鶏は今のところこっちに向いています(ブログ移転のお知らせ)

はじめに このブログ*1に基本的に目的はない。そのために、読み返しても思考をたどれないことがままある。それを避けるために、あえて今まで書いた文章をインポートした上で、主張のはっきりしたものだけを残しそれを整理する形で移転することにした。 本屋…

寓話がTwitterで利用されるのはなぜか

ツイッター上で「通りすがりに女子高生が正論を言った」ツイートは嘘っぱちだとするものが見かけられる。まあ大元は知らないが、そういう話が多くなってきたのは確かだ。 自分の主張をわかりやすくするためにそういったシチュエーション、あるいは例えや寓話…

生と死

先日、毎日その日その日に自殺した人とそのプロフィールを紹介する小史的なアカウントを Twitter でフォローした。ひとりひとり、死因も動機もその後もまるっきり違う。死は、べつに自分で決めなくても勝手に決められるかもしれないこの俗世において、なぜ彼…

無力感

この頃の耳たぶがちぎれそうなほどの寒さに自転車を漕いで最寄駅へ行くまでの十数分に、僕は物思いをめぐらしながら無力感に打ちひしがれている。そういうときは朝の静寂がとても好ましい、悟りに入ったような錯覚を起こせる。もうずっと前から脱力感を感じ…