風見鶏はどこを向く?

Twitterより深い思慮と浅い現実味を目指します fhána/政治/放送

主張してみる

事件報道の経過を辿る ~新幹線襲撃事件から

先日、このツイートを見た。事件報道を巡る現状に対して受ける印象は様々だが、このサイドからの意見は初めて見たような気がしたのだ。 先日の新幹線殺傷事件もそうなんですが、殺人事件のニュースを見ていて被害の大きさ、殺害方法や使用した物も気になるん…

寓話がTwitterで利用されるのはなぜか

ツイッター上で「通りすがりに女子高生が正論を言った」ツイートは嘘っぱちだとするものが見かけられる。まあ大元は知らないが、そういう話が多くなってきたのは確かだ。 自分の主張をわかりやすくするためにそういったシチュエーション、あるいは例えや寓話…

報道、表現、他者

今年の最後の最後に、メディアの人物が肝に銘じてはならない反例が出来てしまった。朝日新聞の記者へのインタビュー記事。端的に言えばいくらでも言いようはあろうが、それをしてしまうと同じ穴の狢であり、また反例を踏まえていないとみなされても仕方がな…

期待と失望

期待は人が抗うことのできない欲望であり、また人を傷つけうる暴力でもある。ときに追い風になり、ときに凶器にもなる。また時に期待しても無駄だと言って突き放すというか突き放せる人と、そうはいっても突き放せない人は、本当の失望なんてものもまた存在…

地元意識と高校野球

夏の高校野球は終盤を迎えている。延長に次ぐ延長、快打に次ぐ快打。 活躍しているのは、大半が私立高校だ。2000年代に入り、公立校のベスト8入りは1~2校、出場自体も少ない。そんな中で、他県から選手を集める「野球留学」に対し、「地元意識」を見る公…

誰に向けて書くか、作るか

もうだいぶ前に買ったオレンジ色の表紙に直筆の著者名が記された本を手にとって呼んだ。題名は「僕の死に方」。 流通ジャーナリスト・金子哲雄氏はこの本で自らの経歴・栄光、そして大病との闘い、臨終と退治する覚悟を全て書きつくした。子供の頃、価格情報…

「ショートショート=漫才」?

ショートショートは漫才か? 創作の特徴を踏まえながら、漫才との共通点を探る。

「まっすぐ息を吸って。」 ~現役放送部員の目から

へっぽこ放送部員がある漫画に怒りを表明。現場への敬意をキーワードに、いま放送部界隈で起こる現象を紐解く。

Twitterと「苛烈な文章、誠実な文章」

コメンテーター・ナビゲーターのショーン・マクアードル川上氏の経歴詐称疑惑で、彼が涙ながらに謝罪してから2日ほど経過した。 彼の仕事ぶりはメディア関係の周りの人々に好評だった。ちゃんとデータを揃え、論理立てをして発言をこなしていた。それは事実で…