今年の最後の最後に、メディアの人物が肝に銘じてはならない反例が出来てしまった。朝日新聞の記者へのインタビュー記事。端的に言えばいくらでも言いようはあろうが、それをしてしまうと同じ穴の狢であり、また反例を踏まえていないとみなされても仕方がな…
期待は人が抗うことのできない欲望であり、また人を傷つけうる暴力でもある。ときに追い風になり、ときに凶器にもなる。また時に期待しても無駄だと言って突き放すというか突き放せる人と、そうはいっても突き放せない人は、本当の失望なんてものもまた存在…
まじめな文章です
世の中は照りつける逆光を睨んで進むものだ。 しかし世界温暖化を目にして、うだるような暑さに理不尽を感じるような人生を思うこともあるだろう。そんなときは、高校野球の実況を思い出すといい*1。 たとえば、大学受験。マークミスはセカンドが捕ったと思…
fhànaのライブパフォーマンスは、贔屓目で言うのではないが、場を彼らのものにしてしまう強烈な力がある。kevinさんのソロから熱気を帯びるオーディエンスは、メンバーの登場で目を輝かせる。メンバーもまた、オーディエンスに笑顔で手を振る。それは towana…
夏の高校野球は終盤を迎えている。延長に次ぐ延長、快打に次ぐ快打。 活躍しているのは、大半が私立高校だ。2000年代に入り、公立校のベスト8入りは1~2校、出場自体も少ない。そんな中で、他県から選手を集める「野球留学」に対し、「地元意識」を見る公…
“海が見えた。海が見える。五年振りに見る尾道の海はなつかしい” 林芙美子の Wikipedia を見ると、波乱万丈な人生を正確かつスピード感ある筆致で収めている。それも Wikipedia の各編集者がいう過大性につながっていないのもいい。 とは言うものの、僕は林…
白米のおともは漬物(浅漬け含む)、海苔、佃煮、納豆が最強だと思っている。 とは言うものの、年がら年中それらがあるわけがないし、それどころか年に数回くらいしかこういうのは出てこない。まぁそれもそうで、ちゃんと主の料理で食っちまえという話だけど…
もうだいぶ前に買ったオレンジ色の表紙に直筆の著者名が記された本を手にとって呼んだ。題名は「僕の死に方」。 流通ジャーナリスト・金子哲雄氏はこの本で自らの経歴・栄光、そして大病との闘い、臨終と退治する覚悟を全て書きつくした。子供の頃、価格情報…
MBSラジオ「ティルドーンミュージック」にfhánaが出ると聞いてタイムフリーの恩恵を受けつつ聞いていたんですけど、いいですね。この聴取者を鷲掴みにするのではなく、「来たい人だけ来て」というスタンス。「ハマればまさにカタルシス、お耳に合わなければ…
それは再びやってきた。ふぁなみりーは集うのだ。悲しみの弔鐘はもう鳴り止んだんだ。俺たちは再び集いへと、その一歩を、踏み出すんだ。 ……すみません、やってみたかっただけなんです。許して。 今回は大阪・難波で開かれた「関西ふぁなみりーサミット2」…
僕は別れ際に悲観的になるようでは、まるでなくしたものをまだ探している子供みたいでなんだか落ち着かないなと思ってしまう。それでも、僕はたまに心に一抹の寂しさを浮かべては、それを心の引き出しに入れてぐっと閉じ込め、かと思えばふとした時に眺めて…
▼北海道から帰ってきた。大体スキーしたり飯食ったり演劇見たり。概ね楽しかった。独断専行型の人間とも割と仲良くやれることを悟った。と同時に、人格が心配になってきた。あと、天候に恵まれ、寒波こそ厳しかったが、極限の寒さは滞在期間中だけで言えばこ…
先日、僕の好きなアーティスト・fhanaの新曲「青空のラプソディ」が発表された。 僕のfhana愛はこんな記事やあんな記事、そしてこんな記事(これなんてわからない人のほうが多い)で参照していただければわかると思うが、本当にこのアーティストには驚かされ…
ショートショートは漫才か? 創作の特徴を踏まえながら、漫才との共通点を探る。
へっぽこ放送部員がある漫画に怒りを表明。現場への敬意をキーワードに、いま放送部界隈で起こる現象を紐解く。
【はじめに読んでね】 ……今回の記事は若干内輪的な気もしてきた。参加者に二つ名付けて読み応えをあげようとか考えてた。てなわけで分かんない人には分かんないです。ごめんなさいします。写真もないんで字ばっかりです。もう一度ごめんなさいします。 あと…
ラストシーンからの逆算がうまく作られたアニメ、「天体のメソッド」。 初めて見た時、そういった印象を受けました。 前置き① クリエイターたちの話 ◆◆◆ 唐突ですが。今回は、テレビアニメ『天体のメソッド』について(というかfhanaの楽曲について)考察を…
コメンテーター・ナビゲーターのショーン・マクアードル川上氏の経歴詐称疑惑で、彼が涙ながらに謝罪してから2日ほど経過した。 彼の仕事ぶりはメディア関係の周りの人々に好評だった。ちゃんとデータを揃え、論理立てをして発言をこなしていた。それは事実で…
3月になった。暦は春を呼び寄せろと言わんばかりに迫るが、天候は2月の寒々しい青空のままだ。指定の制服にはベストなるものがあり、普段着用する生徒も多いが、今朝ばかりはフォーマルな背格好をと、教師が数日前からその日はベストは着こまずにワイシャツ…